肩甲骨は肩を上げたり下げたりするときにとても重要な役割をしています。
肩関節は肩甲骨・上腕骨・鎖骨の3つの骨からできていています。
この3つの骨の関節の事を一般では肩関節と呼んでいますが、正式に言うと肩甲上腕関節といいます。
上の図のように肩関節が90度外転時に肩甲骨も一緒に動いていることがわかるでしょうか?
これは上腕骨が60度外転しているのに対して、肩甲骨が30度上方回旋している画像です。
つまり、肩関節はある程度外転すると肩甲骨も一緒に動き、肩をスムーズに上げるためにアシストしていることになります。
このことを、「肩甲上腕リズム」といいます。
肩甲骨は胸郭に沿うようにして付いている為、真横ではなく斜めになって付いています。
また、肩を真横にあげる動作(外転)を例にすると3つの運動相に分かれていて各相で働く筋肉も異なってきます。
第1相では腕を下した状態から水平位まで外転させる時、第2相は水平位から斜め上方まで外転させる時、そして第3相は斜め上方から垂直位まで外転させる時という運動相に分かれています。
上記の様に肩を外転するだけでも様々な運動相に分かれている為、肩関節に関わる筋肉が多いということが分かりますよね。
肩関節は外転以外にも多くの方向に向かって動くことが可能です。
それは肩甲骨の関節窩に秘密があります。肩甲骨の関節窩は他の関節よりも関節窩の面積が小さく上腕骨の骨頭の方が大きいが為多方向に肩を動かせれることを可能にしています。
でもそれでは、肩が脱臼してしまうと疑問を持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、それは強靭な靭帯や筋肉が簡単に脱臼しないように押さえつけられているおかげで、簡単には脱臼しないようになっています。
しかし肩関節に常時牽引力のかかる動作や、過度な柔軟性などがあることによって固定力が弱まって脱臼しやすくなってしまいます。
一度脱臼してしまうとクセになってしまい抜けやすくなってしまうので、最初の処置が肝心と言われています。
次に肩甲骨の位置についてですが、先程も言ったように肩甲骨は胸郭に沿って付いています。
ですが、長時間でのデスクワークや緊張状態が続くことによって姿勢の崩れであったり、筋緊張などによって
通常の位置よりも前方に移動してしまっている方が、多く見受けられます。
それは何故かというと、身体疲労や精神疲労の蓄積が原因になっています。
そしてその状態が続けば体のゆがみへと移行してしまうのです。
一概にゆがみといっても姿勢のゆがみだけではなく、筋肉や骨・関節もゆがみ、そして内臓までもゆがんでしまいます。
そのゆがんだ状態が続けば、身体の体液循環も悪くなってしまいます。
体液とは大まかに血液やリンパ液・脳脊髄液があります。
その中でも脳脊髄液の循環悪くなると神経の伝達が悪くなってしまいます。
そして神経の伝達が悪くなってしまうと、人間が本来持っている元の状態に戻ろうとする力(自然治癒力)が弱まってしまい元の良い状態に戻ることができなくなってしまいます。
元の状態に戻ることが出来なくなってしまうと、疲労がどんどん蓄積されていき根深いゆがみなってしまうのです。
だから当院はそうならない為に、体液循環の流れを整える治療と根深いゆがみに対してアプローチしていく治療をしていき、最終的には疲れてもすぐに元の良い状態にまで戻れるような身体になってもらいます。
ひろ整体院はあなたに一番いいと思う治療内容を提供させてもらってますので、お困り方は一度ご連絡ください。
「肩こり専門」 ひろ整体院
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